誰でも最初から上手には出来ません。
失敗から学ぶ事はたくさんあり、失敗する事で大きく成長出来ます。
大人でもあっても失敗は怖いもの。子供であれば尚の事です。
今回は失敗をしてしまった子供にどう対応するべきかをテーマにお話していきます。
失敗が怖い子供は怒られるのが怖い。
子供が挑戦出来ないのはなぜでしょうか?
それは失敗するのが怖いからです。
失敗するのが怖い原因はいくつかあります。
- 過去に失敗して怒られた経験がある。
- プライドが高く、自分で自分の失敗が許せない。
- 過去に失敗をして笑われるなど恥をかいた事がある。
- 周りの期待に答えられない事が怖い。
こんな『怒り』方、してませんか?
- なんであなたはいつもそうなのかなぁ。
- ◯◯ちゃんは出来るのになんであなたは出来ないの?
- ◯◯やらなきゃダメでしょ。
- あなたは本当にひどい子だね!
- ◯◯しないと捨てちゃうよ。
『怒る、叱る』についてはコチラの記事でお話してます。
失敗しても大丈夫な事を教える。
何か失敗をしてしまい、直後に親の顔を見る子がいます。
過去に何か失敗をして、親に怒られた経験のある子です。
親の顔を見ても失敗は取り戻せないし、何の解決にもなりませんが、親の顔が気になります。
子供は自分の失敗によって生み出された『親の怒り』が、何よりも恐怖になっている事があります。
ですから『親の怒り』が収まりさえすれば、子供的にその問題は解決されます。
これおかししですよね!...
問題がすり替わって、自分が失敗をおかした事がどこかに行っちゃってます。
失敗した事を反省する。それを次に生かすというもっとも単純な事が出来てません。
では例えば、ジュースをこぼしたとします。
いけない怒り方
- なんでいつもこぼすの!
- せっかく買って来てあげたのに!
- もうあなたにはジュースはあげない!
これらは恩着せがましく、とても自己中心的なただの『怒り』なっていませんか?
仮にあなたが友人に言われたとしたら、きっととても嫌な気分になるでしょう。
子供にこれを言ったところでまたこぼします。さらに失敗を隠すようになります。
当然です。失敗が見つかると怒られるので。
家での失敗も学校での失敗もすべて親に伝えなくなります。
こうなってくるとかなり深刻です....。
ではどうしましょうか?
ジューズの例に戻ります。
例えばこんなのはどうでしょう?
『ジューズがこぼれた事を笑いに変える』
1、「昔々あるところにみかんとりんごが住んでいました。みかんは川でおじいさんに捕まり、ジューズにされてしまいました。ジューズはとある家族の父親に買われ、おやつの時間に母親によって娘に出されました。するとその娘はテレビに夢中になり、ジューズをこぼしてしまいました。みかんは飲まれる事もなく、トイレットペーパーに吸い取られ、ゴミ箱ではなくトイレに捨てられます。みかんは流される直前にある事を思い出しました!おじいさんに捕まった時にりんごが言っていた言葉です。それは..........」。続く....。昔話を話し出す。
2、ストローでこぼれたジューズを吸い取ってみせる。でも汚いのでやるのはパパにやらせましょう。
実際に飲むのはオススメしません。いえ、限りなくオススメしません。
3、もう連帯責任なので、全員分こぼす。家が汚れるのでもちろんオススメはしません。
いかかですか?
もっと面白いの思いつきましたか?笑
というぐらいの余裕が親には欲しいですという話です。
怒るのではなく、まず家族で笑ってみましょう。
特に会話が成立するくらいの子でしたら、自分のした事がいけがない事なのは理解しています。
失敗してしまった事をすぐに怒るのではなく、多少ぼやかしてあげましょう。
そしてみんな笑顔になってから、しっかりと伝えてあげましょう。
失敗しても大丈夫だけど、次は気をつけるんだよ。と。
怒られた事がショックで、将来トラウマになるような怒り方はやめておきましょう。
失敗を通じて親に出来る事。
失敗をポジティブにとらえる。
傷つく言葉で子供を責めない。
大切な事は、子供に届きやすい『言葉』で、タイミングをみながら伝えるとよいです。
それと、日本人は褒めるのがとても下手だと言われています。
あなたは親ですから、子供を効果的な褒める方法も知っておくとよいですね。
私は各種学校で音楽の授業や、音楽レッスンを20年ほど仕事にしてきました。
- 出来ない子に萎縮させないで楽しませる事。
- 失敗する事で得られる事。
など、効果的に褒める方法を実践しています。
*効果的な褒め方の記事はコチラです。
それともう一つ。
親であるあなたの失敗談を子供に聞かせてあげてください。
親だって完璧じゃない。失敗もする。パパもママもあじいちゃんおばあちゃんに怒られたんだよと。
きっと子供たちの共感を呼びます。
「子供の頃◯◯して怒られたなんだよ。→これは怒られて当然だよね〜。」
親の実体験は子供に絶大な効果を発揮しますので、ぜひ試してみてください。
成功した話は自慢話になっちゃう可能性がありますので、やはり失敗談が良いですね!笑
挑戦出来ないのはやり方を知らないから。
やり方が分からず、不安から前に進めない場合があります。
可能な事であれば、あなたがお手本をやってみせてあげましょう。
決して上手じゃなくても、そのノウハウを子供に伝えればいいだけです。
ちょっと教えたら、すぐに親より上手に出来ちゃったりする事も多いです。
私もその1人で、もうすでに娘にかなわない事が多々あります。
子供の可能性に驚きと喜びを感じられる一瞬ですね!
それと同時にちょっと悔しかったもします.....。笑
あなたが思っているより、あなたのお子さんは凄いはずです!
どんどんいろんな事に挑戦させてみるといいでしょう。
まとめ
失敗しても親が怒らない。
笑ってくれて、励ましてくれて、応援してくれる。
そしてしっかりアドバイスもくれる。
あなたのお子さんは顔が曇っていませんか?
あなたの『怒り方』が原因かもしれません。
あなたの力でお子さんを笑顔にしてあげてください。
きっとその何倍も、あなたを笑顔にしてくれるはずです!
それでは、また次の記事でお会いしましょう。
ありがとうございました!
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