昨日帰宅すると、次女が泣いてました。
理由は長女の消しゴムのおもちゃを勝手に使って、怒られて取り上げられたから。
まぁ『勝手使った』と言ってますか、それ昨夜から次女はガンガン使ってたので、
なんで今更....? という感じでしたが。
子供も大人も何かあれば『怒り』ます。
理由はそれぞれです。
いろいろと面倒が絡み合っている事も多い分、大人の『怒り』方が複雑で難解です。
でも大人にはそれを解決に導ける『知識』や『経験』があり、方法を知っています。
少なくても子供達よりは知恵を持っています。
今回の話のテーマは子供の『怒り』。
子供達に『怒り方』、ちゃんと教えていますか?
怒鳴る、物を投げる、無視する、....
間違った方向に怒りがいかないように、子供達に伝えるべき事はたくさんあります。
話を聞かない大人。かっこ悪い『怒り』。
先日、外である方と話した時の出来事です。
ちょっと話しづらい内容の話をある方(Aさんとします)にしなくてはなりませんでした。
それなりに言葉も選びながら、慎重に話をし始めるとすぐに、
Aさん「あ〜、分かりました。では辞めます。」
と即答し、その場を去ろうとします。
正直とても驚きました。
この方は割とお付き合いが長い方で、私にとっては何でも話しやすい方でしたので、
その態度にはとてもがっかりしました。
立ち去ろうとする彼を引き止めて、もう少しちゃんとお話ししましょうと。
話をしていく中で、結果その方は帰らずに最後までその場に参加しました。
この、
「あ〜〜、分かりました。やりません!」
「あ〜、分かりました。帰ります!」
などの投げやりな態度。
皆さんも経験された事が一度はあると思います。
正直、とても不愉快ですよね。
「分かりました」って...なにも分かってないです。
物事や意見をしっかり聞かず、分かろうともせず、
ただそこにある問題から、いち早く立ち去ろうとしているだけです。
当然、解決策も打開策も見つける事は出来ませんし、
いい歳の大人が取るべき態度ではありません。
私も若い頃は熱くなりやってしまう事がありました。近年は特にやらないように注意しています。
対処出来ない子供の怒りがイジメに発展する。
今回のテーマは子供の『怒り』です。
彼らの怒りの原因は、
- 物を取られた
- 叩かれた
- 悪口を言われた
など、子供ならではの事で友達や兄弟ともめます。
そして、
- ヒートアップする
- 泣く
- 立ち去る
といったような事に繋がります。
原因を解決せず、打開策も見つけられないままになる可能性が一番高いのは、
言うまでもなく、『立ち去る』です。
当然ですね、去ればその場からいなくなりますから。
立ち去り方にもよると思いますが、先の『あ〜、分かりました...』系の立ち去り方は、
特にその後の関係に歪みを生みます。
その後、どちらかが早くに歩み寄ればまだ良い方向にいくかもしれませんが、
放置したままでは関係は悪化していきます。
仮にどちらかが、他の友人に「あいつさぁ...」っと話し、賛同を得る事で、
相手方は孤立し、仲間はずれの対象にされます。
それが子供の世界『学校』で起きた事だとしますと、
もうお分かりだと思いますが、この連鎖は『イジメ』を生み出します。
私は約20年間、学校の仕事もしていますが、『イジメ』や『仲間はずれ』の中心に居る子は、
- 解決が出来ない子
- 打開策から逃げる子
- それが面倒だからと理由をつけて何もやらない子
が多いです。まさに先ほど話した例の話と一致します。
『イジメ』や『仲間はずれ』の中心に居る子と言いましたが、それはどちらだと思われましたか?
イジメられる側?イジメてる側?
両方ですよ!
どちらも解決が出来ないので、負の連鎖が終わらないんです。
よく、「昔はイジメなんて無くて、殴りあって喧嘩すればそれで終わった」なんて話を、
何度か聞いた事あります。
どの昔にもよりますが、昔もイジメはあったと思います。。。。
殴り合うのは良くないです。暴力ですから。
でももしかしたら、殴り合って『解決策』を必死に探してるとしたら、まったく無意味とは言えなくなります。
数年間ずっとイジメられてる子に、「ここで今から思う存分喧嘩したら、その後はもうイジメは終わり!」
と伝えたら、きっとイジメから解放される方を取るんじゃないかと思います。
先が見えていれば、その後に明るい未来があると分かれば、人は行動出来ます。
喧嘩であっても、イジメであっても、子供達が自分で『解決策』を見つける為に行動が出来るのかが、
とても重要になってきます。
子供に伝えておきたい『怒る』時の3つのポイント。
こうやって怒りなさい!と子供に教育するのは少し変なのですが、
何かご家庭でタイミングがあった時に、ぜひ伝えていただきたいです。
傷つける為に怒っているのではない。
相手も自分も傷ついてはダメです。人を傷つける言葉で怒らない。
怒っている理由をちゃんと相手に伝えて怒る事。
理由が伝えられないと、自分の中にある知ってる言葉で相手を傷つける方向に気持ちがシフトします。
代表的な言葉は『バカ』、『デブ』、『チビ』、『おまえのかーちゃん...』←さすがにもう無いですね。
喧嘩の原因はもうどうでもよくなっています。
そんな怒り方、喧嘩の仕方は子供にさせてはダメです。
もちろん親がやるのはもっとNG!
親がやっていれば、子供は必ず真似します。
目を見て怒りなさい。
本気で怒っているなら、相手から目は離さない事です。
本気度がしっかり伝わります。「目を見て話しましょう」と一緒です。
睨みつけるのとは違います。
怒っているんだけど、目をほとんど合わせない方っていますよね。
解決させたいのか、どうでもよいのか、分かりづらいです。
解決策を探す。
子供同士には難しいかもしれませんが、争いを始めたもの同士が解決策を見つけない限り、争いは終わりません。
- 相手が何に怒っているのか?
- それは自分的に本当に許せないのか?
- 相手的にも本当に許せないのか?
- お互いの間違いを認め許す勇気を持つ。
- 喧嘩を終わらせてから、今後の付き合い方を決めれば良い。
間違いは誰にでもあります。
むしろ間違わない人はいないのから、間違った人を責めない事。
喧嘩は終わったけど、前のように仲良しではなくなってしまってもそれは仕方がないです。
もう一度仲良くなりたいなら、近くにいけばいいし、やっぱり距離を取りたいならそれも良い。
もうそれは、大人の人間関係とまったく一緒です。
解決策を探す為に大事なのは、問題をそのまま放置して置かない事です。
ですので、「あ〜、分かりました。さようなら。。」というのがダメです。
時間が解決してくれる事もありますが、それがいつなのか誰にも解らないし、
当事者には辛い時間がずっと続くので、時間に任せるというのはちょっと残酷じゃないかと思います。
時が来るまで耐えなさいではなく、
問題から目をそらさず、解決する為の対応や行動をたくさん学んでおきなさいだと思います。
簡単ではありませんが、やり始めれば何かが必ず変わってきます!必ず。
1人で大変な時は周りに助けてもらうのも有効です。1人で悩む必要はありません。
まとめ
今回は子供の怒りについてお話しました。
一人一人性格も違いますが、人の誠意には誠意が返ってくるものだと私は思います。
我が子が、優しく心の強い子に育ってくれるように、私達も頑張りましょう!
これからも子供をテーマにした記事はどんどん更新していきますので、楽しみにしていてください。
それでは、また次の記事でお会いしましょう。
ありがとうございました!
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