子供を褒める時、あなたはどのように褒めていますか?
子供に届きやすく、効果的な褒め方を実践できていますか?
私の本業で、音楽レッスンや学校の授業、各種セミナーなどをする事が多く、
幼児〜ご年配までが参加されています。
『褒める』とみんな笑顔になります。そしてこちらの話も受け取ってくれようになり、
結果とても良い場を作り出す事が出来ます。
今回は、私が心がけている効果的な褒め方のノウハウをお話します。
効果的な褒め方
褒め方はたくさんありますが、私がよく使う誰にでも出来る褒め方をご紹介します。
誰にでも即実践出来ますよ!
ピンポイント褒め
音楽レッスン内では、とにかく褒めてます。
もちろん改善点も提案しながらですが、『ダメだし』から入る事はありません。
必ず、肯定→改善点です。褒めるのは先。ダメ出しは後を徹底します。
練習曲を1度演奏して、褒めて、改善点を指示して、もう一度演奏する。
2回目はもっと褒めます。
無理矢理褒めてるのではなく、褒めるポイントを探します。
例えば、
- 「リズムが音楽に乗っていた」
- 「メロディーの抑揚に感情があってとても良かった」
- 「失敗したところをしっかり自分で把握出来ているので、次に生きてきますよ」
など、褒める部分を探し、次に繋げてあげる事がとても大切です。
改善点(ダメだし)があれば、必ず褒めた後です。
では例えば、子供の書いた絵を見てどう褒めてあげましょう?
例を挙げてみます。
- 「かわいいね」
- 「かっこいいね」
- 「美味しそうだね」」
もう少し突っ込んだコメントすると、
- 「みんな違う色の服を着ていて個性があっていいね」
- 「みんな笑っていて楽しそうだね」
- 「ここのお花がとてもかわいいね」
- 「この帽子がとてもかっこいいね」
- 「このケーキ、とても美味しそうだね」
- 「上に乗ってる苺が可愛くて美味しそうだね」
ピンポイント攻め!ならぬピンポイント褒め!
ピンポイントに褒めた方が、ちゃんと見てくれている感が高まりますので、
あなたに対して信頼を寄せるようになります。
褒めてくれる人には、また絵を見せに来て評価されたいと思うはずです。
そしてピンポイント褒めのもう一つ良いところは、『他の人と褒めるポイントが違うところ』
単純に『かっこいい』『かわいい』という褒め方より、あなたの褒め方には他の人と違ったポイントがあり、
とても印象に残る面白い褒め方だと思ってもらえると思います。
例えば、ママには見せるけど、パパには見せないなど。
これは単純に『評価が足りない』。子供にとってあなたは褒めてくれない人になっている可能性があります。
ピンポイント褒めをぜひお試しください。
プロセスを褒める
こちらも音楽レッスンであった場面。
最近、譜面がやっと読めるようになってきた方がいました。
私 「◯◯さん、最近譜面読むのに余裕が出てきましたね」
◯◯さん「音楽を聞いて、リズムを感じながら演奏する事で、以前のように迷わなくなりました。」
私 「そうですね。◯◯さんは最近リズムを取って演奏する事を努力されてましたよね!」
以前は譜面から目が離れる事で、同じところに戻れずに迷子になってしまってましたが、
私が「リズムを取って曲を理解すると、迷わなくなりますよ」とアドバイスした事をきっかけに、
足でリズムを取って演奏するなど、さまざまな努力をされるようになりました。
結果も大事ですが、その継続してやってきたという課程を褒める。
例えば、お絵描きの色塗りが上手になってきた我が子に、
- 「ちゃんと綺麗に色分けして塗れるようになってきたね」
- 「淵をしっかり取ってから塗るようにしてからはみ出さなくなってきてとても綺麗だね!」
など、それまでやってきたであろう事を褒めてあげる。
前ははみ出してたけど、今ははみ出さないで塗れるようになった。
その子なりの努力や意識の変化にこちらが気づいてあげる事がとても大切で、
これからの成長を後押ししてくれる大事な要素です。
間接褒め
これもよく使います。
私が褒めていた事を他の人に伝えて、その人から間接的に伝えてもらう。例えば...
「こないだ先生が、◯◯さん上手になってきたよね!って言ってたよ」
◯◯さんは、自分がいないところでも評価された事をとても嬉しく思うはずです。
例えば我が家で次女を間接的に褒めるなら、
長女に伝えておく事で次女に伝わります。
でも長女もまだ10歳なので、「パパが次女を褒めてたよって伝えてね」って指示を明確に出さないと伝えてくれないんですが....我が家は....。(きっと長女にもプライドがある為ですね)
その点ママは勘が良いのでしっかし伝えてくれます。
「こないだ描いた絵を、パパがすごく上手だねって褒めてて、パパの部屋に貼ってあったよ。」
私が帰宅後、待ち構えていたかのように絵を得意げに指差しにやってきます。笑(アイキャッチ画像がそれです)
まとめ
いかがでしょうか?
褒め方もいろいろありますが、今回は私が使う3つの褒め方を紹介しました。
意識していればあなたにもすぐ使えるはずですので、ぜひ試してみてください。
それでは、また次の記事でお会いしましょう。
ありがとうございました!
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